委員会の取り組み

感染対策委員会

利用者の方の中には感染症に対する抵抗力が弱い方も多くいらっしゃいます。
このことは、感染症が発生すると感染が広がりやすい環境であるともいえます。

委員会では、感染症を予防する仕組みをつくり、日頃から対策を実施するとともに、感染症発生時には迅速で適切な対応が図れるように実地訓練を行っています。
写真は嘔吐があったときの処理についての訓練を行ったときのものです。嘔吐物の拭き取りと消毒、処理で使用した用具の始末など一連の流れをひとつひとつ確認しながら行いました。

感染症発生時には、広がる範囲を最小限にすることは大切でありますが、感染症を施設に持ち込まないという意識をもつことも必要です。その一つに、来苑されるみなさまには、「手洗い」をお願いしています。
また、咳、くしゃみ、鼻水等の風邪症状のある方には「マスクの着用」についてもお願いしていますので、ご協力をお願いいたします。

事故防止委員会

事故発生時の対応

ご利用者の方に事故が発生した際には、いかなる場合でもまず正確な第一報をご家族様へ連絡させていただいています。
直ちに応急処置をおこない、病院への受診が必要な場合には、ご家族様に確認の上、看護師が同行いたします。
受診後、看護師からご家族様へ第二報を報告させていただいています。

  • 軽微なものも含め事故発生時には、事故対応マニュアルに沿った対応を実施しています。
  • 病院受診が必要と判断した場合は、即受診させていただきます。

事故防止の活動

事故、ヒヤリハットなどリスクに関する情報を収集し、改善につなげることで利用者の方や家族の方への質の高いサービス提供を目指します。

ベッドサイドに移乗時のポイントを貼ることで「うっかり」を防止します。 事故に対する気づきを高めるため年3回ヒヤリハット月間を実施しています。
利用者の方の注意にもつながります。 ヒヤリハット月間から抽出された目標を背中に貼り常に意識できるようにしています。

定期的に事故種別、時間帯別などの統計を分析し、効果的な取り組みを実施しています。
23年度は移乗介助中の事故が多いことを反省し、マニュアルの見直しに取り組むことで介助中の事故は年々減っています。

リハビリ委員会

利用者の方の思いに添えるよう、歩くことを目標に運動を組み立てています。歩行能力の向上で日常生活動作は自立に向かいます。

「おいしいもんでも食べに行こうか」スタッフと世間話を楽しみながら毎日歩く練習頑張っています。Sさん(歩行)

「歩けるようになったらどこ行きたい?」「う…ん、息子と散歩に行けたらええね!」 目標見つけて一緒に頑張っています。Kさん(立位)

皆さん、背もたれに頼りっきりになっていませんか?背もたれのないイスに座る
ことにより、トイレにも上手に座ることができるようになりました。H さん(座位保持)

苦情解決委員会

ほのぼの苑では、改めて「苦情とは」について一から見直す作業をおこない、苦情解決体制を再構築しました。
苦情は、出ることは恥ずかしい…、隠しておきたい…、嫌なもの…、などどうしてもよいイメージが浮かびません。ともすれば苦情というと「クレーム」のことと思いがちですが、要望や希望を含む場合も多くあります。
私たち職員が苦情とは何かを理解し、苦情に対する意識や見方を変え、苦情を真摯に受け止めて利用者の方や家族の方の期待に応えることができれば、苦情は宝の山になると考えます。
当委員会では、現在の苦情の受付から解決までの手順を見直して図式化し、苑全体で情報を共有して検証し、苦情が宝の山となるようなシステムづくりに取り組んでいます。

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